福田衣里子

薬害肝炎九州訴訟原告の女性。次期衆議院選に民主が出馬要請。

この、福田衣里子さんという方は、
『薬害肝炎被害者救済法』を成立させる原動力となった方のようです。

すいません、何も知らない人間で。
まず、『薬害肝炎訴訟』とは、出産時の止血のために大量に使用されたフィブリノゲンなどの血液製剤によってC型肝炎に感染した患者さんたちが、製剤を製造販売した製薬会社(現三菱ウェルファーマ株式会社・日本製薬株式会社など) と製剤の製造承認等を行った国に対して、責任を追及する訴訟です。
http://www.hcv.jp/explanation.html

そして、『薬害肝炎被害者救済法』とは、
政府は、感染被害者の方々に甚大な被害が生じ、その被害の拡大を防止し得なかったことについての責任を認め、感染被害者および遺族に心からおわびすべきである。と国の責任を認め、給付金を支払います、という法律です。
http://kat.cc/081146

救済法が制定され、解決したように思いますが、そうではないようです。
救済認定にはまず国と製薬会社を相手取って訴えを起こす必要があり、そのためにはフィブリノゲン製剤を投与されたという証拠を提出しないといけないのですが、ほとんどの場合それが存在しないらしいのです。20年以上も前のことですから、もっともだと思います。
まだまだ、がんばらなければ解決できない事件です。

福田衣里子さんが議員になって、いろんな問題を解決したい、というなら応援したいと思います。
しかし、民主党が要請したというのは、非常に憤りを感じます。
真剣な想いで活動されている方の、人気を利用して、とにかく議席を増やしたい、ということですよね。
バカにしてると思います。

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